そろそろ退け時と考えた先生が家族に一言告げた。
それを聞いたときの嫁にいった娘さんの゛激励゛の言葉。
奥さんは、「もう、お父さんの考えたようになさったら!」
子供たちは皆独立し、生活のために稼ぐ必要もなくなった。
誰もが賛成してくれると思っていたのだが、思わぬ゛反対゛も。
なぜ娘さんからそんな言葉が出たのだろう。
その答えは、「仕事を辞めたら、ボケちゃうんじゃないの?」
娘さんなりの思いやりだったわけだが、父親は躊躇。
そんなことはない。趣味もあるし、仲間との交際もある。
そんなことを考えるのだが、不安も当然ある。
そこで、実際に辞める決断をしばらく延期することに。
誰かが止めてくれるだろうとも、実は心の奥底にあったようだ。
実際ご相談を受けたあとで、このような話になることがあります。
ですから、当支援室ではご家族との相談を必ずお願いしています。
気持ち良く、税理士を引退するためにも!
事業承継支援室長
大滝二三男