昨夜3名プラス一夫婦の5人と、同じ友人が主催するパーティーに参加。
私を除く全員が大企業に就職し、60~65歳までに企業戦士から卒業。
間もなく今年古希を迎える者もいるが、話の中心は健康と家族の話。
高校時代の仲間と会うと、話題は病気と年金、そして孫のこと。
ここで違ってくるのが、まず開けてビックリの年金の話題。
年金だけで生活できるかと考えていたが、あまりに少ないのでがっかりと口をそろえる。
しかし、大企業に40年以上勤めた彼らは、お金の話は一切なく、老後の日々を語る。
夫婦者は、夫のサラリーマン卒業後、二人で年間50回以上ゴルフに行くという。
孫の世話のために、わざわざ関西まで行くこともしばしばだという。
また一人は、昔の仲間や地域の人たちもゴルフに興じ、年間100ラウンドを超える。
しかし、その友人の奥さんは突発性難聴で、日々の生活に苦労されている。
それでも、奥さんを誘ってゴルフに興じ、少しでも不安を解消させようとしている。
また、他の友人は図書館に毎日通い、主要な新聞をすべて読んでいるという。
さらに地域のボランティア活動に参加する一方、蕎麦打ち講座に参加。
同席した参加者とグループを作り、そば打ちの腕を磨きあっている。
まさに、サラリーマン卒業生の典型的なパターンを繰り広げている。
そこには孫たちの成長を温かく見守っている、善良な老人たちの姿もある。
同じ年頃で事務所経営に励んでいる税理士には、及びもつかないその姿か。
税理士稼業は、後継者がいなければ、引退もできないと皆がそう思う。
後継者などいなくても辞めたかったら、辞めればいいでしょう、なんて言えるものではない。
経営者としの公人である事務所経営者である税理士には、そんな勝手は許されない。
この違いが、サラリーマンは気楽な稼業と言われるゆ所以。
その税理士稼業の事業承継を専門にして10年、ますます責任が増してきたようにも思える。
地域に密着して、経営者の相談役として活動してきた専門家の後釜を探し出す。
実に難しい仕事だが、うまく回転すると、驚くほどの感謝をされる。
それがうれしくて、今日も動き回っているわけだが、そんなに簡単にいい仕事ができるわけではない。
先生のため、職員のため、その家族のため、そして顧問先のために、頑張るのみ。
老後(現在?)のことをのんびりと語り合うことは、もうしばらく待っていただこう。
事業承継支援室長
大滝二三男
会計事務所の事業承継は「エヌピー通信社 事業承継支援室」へ
フリーダイヤル:0120-800-058
メールアドレス fumio-o@np-net.co.jo