単純に職員と同じ待遇で、職員として所長の子弟が働くことに抵抗はありません。
お客様のどこの中小零細企業でもあるうる話ですから、しょうがないと納得します。
しかし、ある時点からはっきりと一般職員との格差が見えてきました。
さらに、所長の奥さんが、表に裏に所長を”説得”。
ベテラン幹部諸君への嫌がらせ、ついには肩書きを”強奪”し、平社員に落とす。
同じ資格なき、20年近く働いてきたベテランと入って間もない子弟が同格に。
税理士事務所の権利はすべて所長一家が持っている、とばかりの横暴ぶり。
しかし、奥さんの言いなりになるにはそれなりの理由があるのだろうが、理解不能。
通説だが、浮気がばれてしまい、それ以降、奥さんの言いなりになってしまったという。
それまでは職員とともに成長し、事務所も大きくなり、業界でも評判になっていた。、
職員も他の事務所に比較しての好待遇に、仕事への取り組みも充実した日々を送っていた。
ところが数年前、所長のお子さん二人が事務所に入り、会計法人の役員にも抜擢。
他の職員にとっては、仕事のできない無能は子弟と見ていても、その待遇には我慢ができない。
所長もそれまでのように、職員が仕事に満足できる事務所を標榜することをしなくなった。
事務所で指示を出すのは、週に何度かくる奥さん。時には大声も出すという。
ほめることはもちろんなし。仕事の細部には精通していないにもかかわらず、職員を譴責。
そんな状態が続き、次から次へと幹部職員も退職していく。
それを止めることもしようとしない所長、いや奥さんの手前、それができない所長。
困ったものです。気が付いてみたら、事務所に残ったのは、仕事のできない身内ばかり。
果たしてこの事務所はどうなるんでしょう。
分かりますよね。こんな事務所を引き受ける相手はいないハズ。
あるんですよ、こんな事務所も。
事業承継支援室長
大滝二三男