昨日も顧問先の数は少ないけれども、経営統合することにお客さんが大賛成という話を書きました。
今日は、先生が創業以来3年間も無申告であった法人の顧問として、税務調査なしの事例です。
税理士になって40年、独立開業して35年。ここ数年は病気との闘い。
顧問先も自らの病気との相談で、少しづつ減らしてきたところ。
今年になって、脊椎管狭窄症や大腸がんの疑いで、入院すること1か月。
さらに、脳梗塞の疑いがあり、手術を含め、約2か月間の入院治療が必要という医師からの宣告。
税理士さんからの電話を受け、事務所に伺うと、歩くことも大変な状態。
さらに手術が待っているというので、早く顧問先を引き継ぎたいという。
その数は7件だが、その顧問料収入は800万円を超える、良い顧問先。
ところがその顧問先の2社が兄弟会社で、顧問料の大半を占めている状態。
これは受ける税理士も大変。その2社の経営者に気に入られなければ、承継はアウト。
この2社が引き継げられれば、税理士事務所として大助かり。
経営統合を考えてる入院・手術待ちの先生としては、とにかく早く相手を探したい。
お相手を探しましたが、この2社の社長に会って話をしてからでなければ、経営統合はできない、という。
至極、当然の話。でも、先生は顧問先の社長に対して、30年来の誼を強調。
さり気なく、自ら信頼する税理士を後任税理士として受け入れるよう、社長たちを納得させた。
この企業の成長に今回の経営統合の税理士がいかに尽力したか、ただちの証明されました。
つまり、顧問先の社長から「先生が紹介する先生なら満足です」
案ずるより産むが易し、まさにその通りの展開になりました。
これも、顧問として30年も付き合ってきた賜でしょう。
先生もこれでゆっくり病院生活ができまるというのが、少し残念です。
こんな事例も出てきています。いつでもご相談ください。
事業承継支援室長
大滝二三男