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税理士の承継で、世間は本当に狭いと感じました!!

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今日はエイプリルフールですが、このブログでは嘘は言いませんので、ご安心ください。

先日、まさに世間が狭いなという事態に遭遇しました。これが今日のテーマです。

具体的には、税理士事務所の事業承継をサポートする時に、必ず把握するのが顧問先の状況。

実態がない顧問先を承継させる税理士はいません。どんな顧客か、一件ごとにチェックします。

当然、承継先が決まってから、支援室が調査を行う、初めの第一歩でもあります。

まず、承継する顧問先からの報酬を、月額および決算料などの区別も把握します。

と同時に、業種についても、各顧問先を分析します。

今回、サポートした先生の顧問料等の資料をチェックしていると、私の知人の会社が現れました。

だからといって、この知人に「税理士さんが代わるよ」なんて、差し出がましいこと言うは、ご法度。

当然、顧問料等も把握しますし、税理士事務所との付き合いもチェックします。

承継先との関係がうまく行くのかどうか、業種によって受け入れない先生もいますので、これまたチェック。

今回のケースでは、先生と顧問先の信頼関係が良く、譲り渡す先生の紹介であれば、このまま承継。

顧問先の社長にもメリットがある承継先なので、その関係をお訊ねし、これもひと安心。

顧問先のチェックに関しては、その取引先など詳細にまでお聞きすることはありません。

その顧問先は今後数年間、事業を継続し、承継先との顧問契約が可能かどうか等が検討項目に。

幸いにして、優良企業でしたので、個人的にひと安心。知人の奮闘ぶりがよくわかった次第。

当初はその顧問先に関しては、仮名で話してもらいました。

つまり、その事務所が作ってきた顧問先表には、正式名がありません。業種と顧問料だけの名簿。

その顧問先を一件ごとに調べるうちに、「先生この会社の社長は、○○さんでしょう?」と訊いてしまった。

答えは「室長、ご存知ですか?」「20年以上前からの知り合いです」。まさに、ビンゴ!!

「承継後も先生から十分な支援をお願いしますよ」といえば、「室長も知っているなら、頑張ります!」

こんな具合で、話がとんとん拍子に進み、その後数週間で一気に契約まで進んでしまった。

もちろん、承継候補である税理士さんには、私の口からは、具体的な名前はお伝えしませんでした。

しかし、譲り渡す先生から、承継候補者には話され、その際も「世間は狭いですね!」の一言が。

多く事例を担当すると、こんな話がたまに出てきます。

実は顧問先の社長と顧問先の税理士は同じ県の住人ですが、顧問先は隣の県が本店所在地。

今回の承継者は顧問先の本店所在地にあり、今後は情報伝達も迅速に行われるだろうと、ひと安心。

もちろん、その知人である社長には、税理士の交代の事情などは一切話しません。当然ですが。

これが、黒衣として立場を守る、弊事業承継支援室の立ち位置です。

事業承継支援室長
大滝二三男

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大滝二三男

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