庭の樹木も雪の重さで、今にも地につきそうな、しなだれよう。
稲穂は実るほどに頭を垂れますが、雪の重さで頭を垂れてもしょうがないですね。
でも、首を垂れる政治家が少なくなってきたのか、それとも頭を垂れる垂れるのを知らないのか??
ともかく、円安は進んでいますから、インフレになることは当然のようです。
しかし、円が安いということを喜ぶべきなのでしょうか。
国の力が強いからその通貨も高くなる。そうなれば、他の通貨より安く、物が買えるということ。
食料の自給率の低い輸入大国の日本にあっては、こんなに有難いことはない。
小麦も石油も安く手に入るのだから、物が安くなるのは当然の事。
輸出大国というものの、国内総生産の点から言えば、15%しか輸出による貢献度はなし。
経団連の会長さんであった御手洗氏のキャノンなどは、ほとんどその生産基地を海外においている。
すでに日本企業から世界の企業へと転換しているわけで、ことさら円高を忌避する必要はない。
でも、新首相はともかく米国と同盟関係をことさらに強化し、東アジアでの”強国”ぶりを強調する。
訳の分からない”暴走老人”の尻馬に乗って、野田政権はやらずもがなことをやってしまった。
許可書だけが頼りの松下政経塾出身の頭でっかちたちのいたずらで、官僚たちがまた跋扈した。
勝海舟も草葉の陰で、「馬鹿野郎!!」と叫んでいるかもしれない。
そんなわけで、これから経済が一時的に動き出すだろうが、それも一時的なもの。
本当インフレになれば、苦しむの、銭のないは一般国民。消費税などはくそくらえ。
8%にもなる消費税を上乗せされたものを、だれが買うのか、そしてだれが預り金などと理解できるか。
税務署職員は言うでしょう、「消費税は預り金で、あなたのものではありませんよ。早く出してください」
出せるものなりすぐにでも出すが、8%も利益率がないわが企業としては、こんなにいい金はない。
ちょっとばかりお借りして、運転資金にしましょう。
こんな企業経営者は多分失格でしょうが、8%になったら、宗とばかりは言ってはいられないでしょう。
そこにインフレとなれば、ああ無常!! 商売を辞めたいが、食っていくにはどうすればいいの?
今年は本当に”大雪”の中で生活しなければいけなくなるようなことがないよう祈るばかりです。
暗い話で申し訳ありませんが、今年こそ、税理士事務所が元気になるよう、お願いしますよ。
政治家の皆さんへの期待は、皆さんが考えている以上に、大きいのです。
訳の分からない政治闘争は辞めていただきましょう。60年以上の実績のある政党ですからね。
事業承継支援室長
大滝二三男