近所付き合いのなくなってきた、都会の町に引っ越して40年。
3人のお子さんを育て、旦那さんが亡くなって10数年。
その後も100歳を超えるお姑さんの世話をし、105歳でお姑さんがなくなってかrは一人暮らし。
お子さんたちはそれぞ家庭をもち、実家には正月を盆に来られる程度だった。
元気なおばちゃんで、わが子3人もその成長ぶりをしっかりと見続けてくれていた。
ごみの回収が来ると、元気に声をかけ、「おばちゃんも、毎日ありがとう」との作業員も言葉を返す。
そんなおばちゃんを見守るのが、あのセコムだったという。
リュウマチで足を痛め、腰もやられていたというおばちゃん、お風呂に入るのが一苦労だった。
息子さんが毎月来ていたがその時に、安心してゆっくり風呂に入っていたという。
しかし、この寒さの月曜日の夜、一人風呂に入ろうとして、心臓マヒを起こし、帰らぬ人に。
一人暮らしだが、子たちから見回り役として、セコムシステムを導入し、これが動かぬおばあちゃんを発見。
このシステムがなければ、本当に孤独死の状態がどれまで続いたか。
きれいな顔で眠っているようなおばあちゃんのその姿が、幸せだったその一生を物語っているようだった。
先日はわが叔母が88歳で天寿を全う。
近所のおばあちゃんも85歳で、心臓マヒではあったが、天寿を全うしたのではないだろうか。
わが業界でも90歳を超えてなお元気という税理士さんもいるのだが、果たして仕事はいかに。
後継者がいるだけでも幸せ者と言わねばならないのが、今の業界の状況ではないだろうか。
事業承継支援室長
大滝二三男