｢先生、来年の決算もお願いしますよ！」と言われた高齢の税理士は？

｢顧問先の社長も心配なんですよ、私がいつまで持つか？」。これは、80代も後半の税理士の証言。
顧問先の社長が税理士より先に代替わりすると、｢息子が、先生にはどうしても遠慮すると言うんです」
息子さんが、自由に言いたいことが言える税理士に替えたいと、父親が遠回しに断りをいれる。
先生も、若い社長とは話が合わないから、顧問契約も歳と共に顧問契約を解除することが増える。
若い経営者が自分と同年代の税理士を求めるのは、当然のことで、若い税理士の活躍の場も確保される。
先日も事業承継の話をした先生も、顧問先も徐々に減り、今は最盛期の三分の一になってしまったと言う。
そろそろ引退の時に来ているのは、顧問先の社長から健康のことなどを訊かれる度に知らされる。
でも、まだまだ気力もあり、頭も正常だから、あと2、3年は頑張ると言うのは、89歳の先生。
まさに人生100年と言われるようになってきつつある今、税理士90歳、若いのかもしれない、でも、、
事業承継・M&A支援室長大滝二三男