HOME > 未分類 > 未分類 税理士の引退、仕事のやり甲斐が無くなった! 投稿日:2017年10月6日 税理士稼業50年を超える方から連絡が入った。 5年前に私のセミナーに参加され、個別相談。 その後、事業承継の具体的な条件を訊いた。 築40余年のマンションにある事務所購入が条件。 さらに、ご本人は死ぬまで事務所に出ると言う。 その時のお歳は、なんと85歳を超えていた。 今回、数年ぶりに携帯に連絡が入った。 早速、事務所に伺うと、さすがにお歳。 昼食歩いて5分の自宅で取り、一時間昼寝。 午後2時過ぎに再び事務所に、4時には帰宅。 そんな習慣だったが、今は寂しいと吐露。 というのも、この春に愛妻をうしなった。 85歳、膵臓ガンであっという間に亡くなった。 家を守り、空気のような存在がいなくなり、 先生の心にぽっかり穴が開いてしまった。 仕事にも気が入らなくなり、承継を決意。 知人と交渉したが、上手く行かなかった。 そこで、私の事を思い出したというわけだ。 お話を伺っているうちに、候補者が浮かんだ。 その候補者も数年前に、愛妻に先立たれている。 子弟が税理士なので、事務所に送り込める。 所長となれば、事務所経営のコツも掴める。 他人の飯を食える絶好の機会をでもある。 老所長の寂しさもわかるので、最適な相手。 90歳を超える所長から、正式な要請を受ける。 早速、候補の税理士に連絡、答えは、YES。 これほど速く決まったのは、異例。 それは、老所長の心に響いたからに違いない。 愛妻との別れが、引退の道筋をきめたわけだ。 事業承継・M&A支援室長 大滝二三男 Twitter Share Google+ Pocket B!Hatena LINE この記事を書いた人 大滝二三男 事業承継・M&A支援室長 -未分類