税理士の体調が悪く、ここ数年、事業承継に苦労してきた事務所の話。
後継者に顧問先が不満
40年以上の顧問先が多く、後継者探しにも四苦八苦。
やっと見つけた後継者候補は、なんと身内。それも甥っ子。
ところが、後継者と決めた甥っ子はほとんど動かず、顧問先から不満が。
それでも、所長が懸命に後押ししたが、顧問先は契約解除が続く。
後継ぎ不適格で所長が業務継続
その結果、甥っ子は跡継ぎには不適格と縁切り、所長が業務を継続 。
職員は動揺するものの、所長の下でしばし平安の日々を送ってきた。
ところが、業務の中核を担う職員が病に倒れ、事務所も右往左往になった。
所長も病をおして、日々の業務に精力するも、職員が頼り。
ナンバー2が突然の辞職、そして、、、
そんな非常時に、ナンバー2の職員が突然の辞表提出。
その理由も不明瞭で、ともかく事務所を辞めたいというばかり。
所長は、後任が見つかるまで辞めないと考えていたが、それも無視。
当然、引き継ぎもされないままに、退職という最悪の事態。
そして退職後には、当人の担当の顧問先から契約解除の通知が続く。
顧問先の移動が雇用の条件
その男性の転職先は予想できた。
会計事務所しか勤務経験がない人を雇う先は、同業者のみ。
顧問先を持ってくることが、雇用の条件になったのだろう。
つまり、顧問先の持ち逃げだ。
まとめ
現状は担当の顧問先の3割からの契約解除だが、まだまだ増えるはず。
それにしても、事務所の窮状を無視し、持ち逃げするとは!?
何がそうさせるのか、判断は難しいが、、、