良くある話ですが、顧問先紹介業者に有料で登録したものの、紹介は一切なしという訴え。
弊社ではこのような紹介はしていないので、どう答えて良いやら、悩みます。
同じ業界で商売をしているわけですから、他社の悪口は言えません。
でも、この会員ビジネスは本当に良い商売のようです。
会員になるだけで、30~50万円を支払う。その後に必ず紹介があるとは確約はしません。
案件が出たら紹介しますと言うだけで、それだけのお金を自分から支払う。
紹介を受ける権利を買うわけだが、業者はその義務も果たさなければいけないはず。
でも、「先生の事務所に最適なお客さんが出ないんですよ。」の一言で、話は終わる。
訴えてきた先生も実はあきらめ状態。「自分の責任ですから」と、数十万円はドブに捨てたも同然。
最初に登録した人は、結構紹介されたと言います。
紹介業者の方も、紹介できると判断したからこそ、広く会員を募集したのでしょう。
でも現在の経済状況を考えると、必ず大きな壁に突き当たります。
そこをどのような切り口で切り開いていくのか、その業者の力が試されます。
これまでに多くの紹介業者が同じ道を辿り、生まれそして去っていきました。
残るのはお客だった税理士さんのみ。「お宅も会員なっていたんだ!」なんて会話が聞こえてきそう。
営業、それも所長さんの営業力に頼らざるを得ない税理士事務所だが、この先は如何に!!
事業承継支援室長
大滝二三男