「事業承継を考えているが、どれくらいの期間が必要でしょうか?」といった質問が良くあります。
事業承継の期間というと、交渉のスタートから引き継ぎ終了まででしょうか。この場合は十人十色。
譲りたいと考えている先生の”腹の決まり具合によります。
一日でも早く、税理士の仕事から離れたいという先生は、契約後ただちに引退される先生もいます。
しかし、通常は契約後、お客様の引継ぎ、そして事務所の職員の落ち着き状況を見て、先生は身をhきます。
もちろん、承継する側の事務所が、先生に従来通り、事務所の顔としていてもらいたいという場合もあります。
このケースでは、実務はもちろん、責任も一切負わない形で、事務所に所属しますので、期間は長くなります。
とはいっても、実務的な責任を負わないとなると、事務所に顔を出し辛くなりますので、1,2年で引退されます。
なかには死ぬまで事務所に出ると言われて、お客さんとの交渉(社長さんたちとの交流)をしている先生もいます。
これは承継する側にしても、スムーズに仕事が承継できますし、先生の顔で引継ぎが問題なく行えます。
とはいうものの、経営方針には口を出さないという約束でも、つい出てしまうのが人情。これは問題ですね。
それは大人の対応で、問題を大きくすることなく、静かに処理をしますが、時には応援を頼まれることも。
紹介者であり、仲介者である当支援室では、契約が終われば、「はい、さようなら」とは絶対しません。
やはり、細かい考え方の違いなどが出てきますので、完全に引継ぎが行われるまで、お付き合いします。
つまり、これは先生が完全に引退され、もう承継には問題なしという時まで、当支援室の関与は続きます。
先日も事務所を承継後、5年間は承継先の社員税理士として勤務されていた先生から、「今日税理士登録を抹消し、完全に引退しました。女房も喜んでいます。ありがとうございました」という電話をいただきました。
このように、すでに承継を終えて5年を経過した先生とも、常に連絡を取っていますので、ご安心ください。
ちょっぴり宣伝くさくなりましたが、承継契約が終わって、引継ぎが終了するまでは譲り渡される先生とのコンサル期間は終わりません。同時に、承継先の先生とはその後も何かとコンサルいたします。
事業承継支援室長
大滝二三男
事業承継のお悩みは、どうかお気軽にご連絡ください。
フリーダイヤル 0120800058
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