昨日、飛行機で西日本のある出張しました。この半年でまとまった事業承継の契約ために伺ったのですが、やはり最初は大震災のはなし。
たまたま早朝から近県に出張し、昼過ぎに東京に戻った際にあのゆれを経験し、その後の2週間近くを東北出張をした以外、東京にいて、さまざまなニュースを聞くことができていました。
関東のある県では、「ゆれだけだよ」と言っていたのが、この2日で野菜は出荷停止。「農家はどうなるんだろうね。」と地方の言葉で先生は言うものの、お客としては??。
津波にやられた千葉の先生は、たまたま日ごろからの防災訓練で避難することがその通りできたので、事務所の実害はほとんどなかったが、お客さんの農家は、震災後の放射能の方が大問題。
風評被害で、農協を含めて、市場からシャットアウト。誰が責任を取るのだといっても、現状では政府も補償をすると具体的な行動は一切無し。
そんななかで、西日本の先生は「大変ですね」と言うのみ。会計事務所としてみれば、全国的に今回の大震災の影響で立ちいかなる顧問先もこれから大幅に増えてくるだろうが、いまは??
この大震災、復興のためには日本の底力が試されることは間違いないのだが、果たしてこれまでの日本経済を支えてきた中小零細企業がどれだけ持ち応えられるのだろうか。
今回ほど政府の力量が試されることはない。阪神の大災害を克服した西日本の力が、今回ほど試されるときはないのではないかと、思わざるを得ない。
西日本は神戸からまだまだ復興はしていないが、東北を助けることが日本の”陽はまた昇る”を世界にアッピールできることではないだろうか。
事業承継支援室長
大滝二三男