1年のうち364日働いている。経営者たちの立ち直りを手助けするために小柄な体躯と明晰に頭脳、そして情熱を賭けた戦いをしている方がいらっしゃいます。休むのは元旦のみ。
そうですね。今から6,7年前でしょうか。いや10年前でしょうか朝日新聞の論壇に「中小企業の倒産に税理士にも責任がある」と書き、多くの税理士さんから猛烈な抗議も受けました。
それでも、それらの抗議にも果敢に受けて立ち、この行動力と事業再生などの実績に抗議をしていた税理士さんたちも降参。今では事業再生のことならこの人に頼めと言われるほどに。
今回、中央経済社から『中小企業再生のターニングポイントはここだ!』と題する単行本を出版。その内容はまさに目から鱗。余に多い”エセコンサルタント”を痛烈に批判。
私も会計事務所の事業承継の仕事をする一人として、大いに反省する内容に、ぜひとも税理士さんに読んでいただきたい好著であると確信した次第。税理士事務所経営にも大変参考になるはず。
アドバイスによって、立ち直ることができる中小企業も単に料金をもらうためだけの内容だったり、倒産の憂き目に必ず突き進むであろう対策など実例で易しく解説。
経営者にも是非とも呼んでいただきたい内容であるし、中小企業の黒字化を目指し、経営指導をする税理士先生には必ず良いヒントがある2,520円では安すぎる著作だ。
著者の名前は、川野雅之氏。これで納得でしょう。
事業承継支援室長
大滝ふみお
でした。