の交渉が決裂しました。
お互い、合併による利点は理解していても、譲れないものがあるのでしょう
それは、価値観・文化・プライド
メリットと天秤にかけて勝ってしまう、人間的な部分
会計事務所の事業承継も、承継する事務所、される事務所、元々は別々の事業体が一緒になるので、最終的には個人的に合うか合わないかで判断されることもしばしばです。
妥協・折衷案を探るにしても、お互いが歩み寄ることが必要なわけで、でも譲歩することにその大義を見つけることが、対等な合併では難しいように感じます
合併することのメリットが明確であれ、トップ同士が仲良しであれ、対等合併って難しい、つくづく会社は人間の集合体であることが理解できます。
会計業界にとっても、この未曾有の不況下で、事業体制の強化は課題の一つだと思います。
その中の一つの手段として、他の事務所と合併を検討している人もいると思いますが
合併そのものを否定するつもりはありません
しかし、決して容易に手に入れられる成功ではないことも、今回の大企業が一つの教訓となるのではないでしょうか
事務所を回っていると、意外と対等な合併を安易に考えている人が少なくないような気がします。
事業承継支援室
石原坂 誠