セカンドオピニオンを求めるケースが一般的になっているのが、医療関係。
命のかかる病に罹り、主治医以外の意見も訊いてみる。
昨今の病院では、セカンドオピニオンのために診断書を出すのが普通になっている。
主治医にしても、その方が独断を責められるより、患者の理解が出るので好都合。
もちろん、異なる治療法を告げられることもあるが、患者の判断で先生を選べば良い。
主治医から離れることで、再度の診療を希望した際に拒否されるものでもない。
それと同様に税理士の事業承継でも、多方面からの意見を聞くことも、当然起きる。
その結果で、相談を受けたアドバイサーが、その後の話を聞かないかと言えば、答えはノー。
何時でも門戸は開かれているのが普通でしょう。
しかし、相談に際して会員登録などを勧め、登録料を取る業者ではそうもいかない。
登録料を払った先生は、ほかの業者の話を聞いて、その登録料を放棄するだろうか?
これまた多分、答えはノーだろう。登録料を払った業者の指名する相手にこだわりを持つ。
弊社のように最初から登録料などなく、契約が完了した際に成功報酬だけには、よく相談がある。
「他の話も進んでいるので、まず話を聞かせてください」と前置きする先生は良心的。
今にも話をまとめるような恰好であった先生が、突然事業承継の話は辞めたといった例がある。
しかも、地方在住の先生が東京に来る際に何度も話を熱心に訊き、最後は辞めたという。
こちらは先生に有利な方法を伝授していたのだが、辞めるというので、一時ストップ。
同じようなケースで5,6年後に話が進み、改めて事業承継契約が完了して例もある。
それを考えれば、こちらは”待ちの一手”、追いかけるわけにはいかない。
ところがその先生の場合、なんと辞めようと言っていた舌も乾かないうちに、他の業者と契約。
さらに、さらに当支援室が、承継候補として名前を教えていた法人との事業承継契約を完了。
多くの案件を処理してきた当支援室だが、この事例が唯一の”失敗事例”。
何が失敗かと言えば、お人好しの対応で、先生の心根を見抜けなかったこと。
当然この先生、事業承継契約が完了した後も、弊社とは一切連絡はない。
こんな珍しい事例がありますが、弊社はあくまでも成功報酬制ですから、
セカンドオピニオンはいつでもお受けしますし、参考意見も無料でお話しします。
でも、裏切るような行為だけは戒めてもらいたいですね。本当の話。
本日は嫌な話を書いてしまいましたが、業者が増えれば、こんなこともありますね。
事業承継支援室長
大滝二三男