還暦を過ぎて生まれて初めて口ひげとあごひげを伸ばしました。5月の連休を利用しましたのでちょうど伸ばし始めてから1月が経ちました。髪の毛と同様に年相応のゴマ塩状態の口ひげとほとんど白髪のあごひげに毎朝のひげそりが楽しくなっています。日中も追訴のひげに手がいってしまうのは、幼児ののおしゃぶりと同じかと疑問にもなっている。
ところで、これまで他人様のひげにほとんど目がいきませんでしたが、いまや若者から老人までひげを生やしている人の多さにびっくりする日々です。30数年前、出版社で若者の採用面接をした際に20代のその若者が立派な口ひげを生やしているのを見て、「そのひげを剃ることができますか?」と質問すると「ばあちゃんの遺言で剃ることができません」
その返事に「そうか」と私の部下に採用したところ、実に優秀な営業マンで、数々の実績を上げ、とんとん拍子に地位も上がったが、私がその出版社を去った後にその口ひげ氏も会社を辞め、しばらく他の出版社で実績をつけた後に自ら建築関係の出版社を立ち上げ、今でもその立派なひげ面で匠と言われる工務店の社長たちと夢ある事業に取り組んでいる。
そのひげ社長から「実は税理士を紹介してほしい。今の事務所はこんなこともできないのにしっかり顧問料を持って行く。前時代の税理士事務所だ」と語るが、なぜか偉ぶっているようにも聞こえるのはひげ面のせいか?ところが、会計事務所のサービス内容を聞いてみると、彼の主張が正しく、私も直ちに「紹介しよう」と納得。
さて、いまやサラリーマンのひげ面も許される時代になってきているが、やはり会計事務所ではまだまだ少ないようで、夏のクールビズとしてノーネクタイを禁じている事務所も少なくないから仕方がないが。やはり、奇抜な服装をした職員が経理内容を顧問先の社長に説明する姿は絵にならないだろうし、ひげ面もまた同様に敬遠されがちであることはまた事実。
古い家には戦前に写したであろう祖先の写真や肖像画が応接間などに飾られていることもあるが、その時代を反映するかのように立派なひげを生やした御仁がわれわれ客人をにらめつけていることも。税理士制度ができて50数年、まだまだそれらの肖像画になるような立派なひげを蓄えた姿が見られないが、そろそろそんな人が現れないだろうか?
「馬鹿者?!こんなサービス内容でお客様に胸を張って顧問料をいただけると思っているのか?よーく考えろ」なんて口にすることができる会計事務所経営者がどれほどおられるでしょうか。「そんなことを言ったら、若い職員は即辞めますよ」。やはり、ひげ面の偉そうな人達は肖像画や写真の中でしか、生きてはいけないのでしょうか、会計事務所業界では?
事業承継支援室長
大滝ふみお
の”独断”と”偏見”に満ちた雑感でした。
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