ゴールデンウイークに突入です。
3月決算、5月申告業務で忙しい事務所も大変でしょうが、さすがに今週末からの黄金週間は一時休戦ではないでしょうか。
こんな不況の中、7500万人が海外や国内旅行に繰り出すとか。高速道路料金も安くなっているのでここぞとばかりにストレス発散の旅に出るのでしょう。
例年だと、自動車産業を中心に大型連休を利用して海外旅行を楽しむ人も少なくありませんでしたが、今年はやっぱり様変わりのようで、好況業種から不況業種に落ち込んだ企業の従業員は実家に帰るのがやっとという人も少なくありません。
もちろん好況業種とひとくくりにはできませんが、先日も過去最高の売り上げと利益を上げた企業がマスコミを騒がせていましたが、税理士業界は果たしてどちらに区分されるのでしょうか。
日々、会計事務所まわりをさせていただいていますが、さすがにお客が減少しているとか、値下げ要求が厳しくなっているというお話ですが、さて先生方の財布の中身はというとそれほど影響を受けていないという方も少なくありません。
大型事務所では固定費、つまり給与のウエートがかなり高くなりますので、顧問先の減少はかなりの痛手ですが、家族経営規模ですとそれほど影響はないようです。ただし、経営年数の少ない事務所ではやはり新興企業の割合が多いところから、強烈な影響を受けているのが現実です。
このような事務所の経営者にとっては、ゴールデンウイークで浮かれていることはできず、いまから3月決算・5月申告の業務を毎日事務所でやりますといった若手の先生の悩ましいお話も聞いています。これも近い将来には懐かしい話となってもらいたいものです。
そんななかで、事業承継の案件は確実に増加傾向にあります。やはり、お年を召した先生方がこの不況に太刀打ちできず、そろそろ店じまいを考える方が増えているためです。そんなかたがたの期待に応えるためわれわれもこの黄金週間はじっと体力を蓄えたいと覆っています。
どうかよいゴールデンウイークをお過ごしください。
事業承継支援室長
大滝ふみお
でした。