今日、1月22日は何の日、誰が言ったか分かりませんが、良い夫婦の日(?)だそうです。ほんとかな(笑い)。そういえば、私事になりますが、私も女房と知り合って今年で40年、よく持ったものだと自分ながらに感心しています。
私も税界で働き、途中10数年間出版業界に転進しましたが、いずれにしても文字を扱う商売に40年近く携わっていますが、税理士事務所をお訪ねするようになって、これほどまでに女性ががんばり、同時に奥さんが活躍しているのはまさに中小零細企業と同じだとも当初思わされました。
そこにはもちろん良い夫婦もいらっしゃいますが、時には鬼嫁とも取れる怖い副所長(奥さん)がいらっしゃること間々あります。いつでしたか、先生とよく連れ立ってゴルフに行っていたことがありますが、その奥さんから「うちの主人とご一緒ですよね」と連絡を戴いたことがありました。
何のことやら、私はその日は先生と一緒ではなかったのですが、ちょっと気を利かせ「先ほど別れましたよ」と嘘を言ってしまいました。その後、たびたび連絡がありましたが、先生にそんな連絡が入っていることをお話したところ、それからお誘いがかからなくなりました。
現在はその先生ご夫婦はまさに”良い夫婦”になっていらっしゃいますが、そうなるまでにはかなりの葛藤があったのではないでしょうか。その後、この厳しい状況の中で事務所も職員が増え、活況を呈しているのが何よりです。奥さんも元気に副所長としてがんばっていらっしゃいます。
話が変わりますが、日税連の元会長の奥さんが保険代理店企業の代表取締役となり、大掛かりな不正な生命保険契約を加担して、生命保険会社のブラックリストに乗り、その後まもなくその処理が取り消されたとの報道が新聞紙上を賑わせた。
この話題で今は税理士業界持切りだが、いかにもと会長が公職で忙しいとは言え、夫婦間で仕事のことが話し合われたに違いない思うのが自然。しかも、関係の深いリース業者に5億円を越える大金を年利15%もの高利で貸していたと報道されてもいる。その意味で、”良い夫婦”だったのではないか。
いずれにしても、これ以外にも悪徳業者に騙されて、大事な虎の子を投資していた税理士およびその顧問先がいることも事実。独り死亡したこの悪徳業者はこの地上の混乱をどのように見ているのだろうか。実態解明が急がれる、業界のためにも。(19日既報)
事業承継支援室長
大滝ふみお
でした。