今日、税理士さんの研修会で初めて知りました。
それも、相続税の調査の最中に、税務署の調査官が暴露したことです。
預貯金に関して、過去の入出金を通帳で確認するのは当然のこと。これは、調査の初歩段階。
普通、お金の出し入れは、今はほとんどATMを利用し、キャッシュカードで行っている。
通帳と判子を持って、金融機関の窓口に並ぶ人はかなり少ないだろう。
例えば、相続税の調査で、被相続人の口座を数年間の動きをチェックするのは当然のこと。
しかし、今回判明したのが、ATMを利用し入出金した人の顔とカード番号が記録されていること。
金融機関のすべてのATMで記録されているので、被相続人の口座の動きは、全て把握できる。
ある税務署の相続税調査官が、立ち会った税理士事務所の担当者に、実際の映像を見せたという。
それを見た事務所の職員によれば、映像は明瞭で誰がどのカードを使ったのかも判った。
お金を下ろした覚えはありませんと、国会の答弁のように言っても、税務調査には通じない。
そう言えば、犯罪捜査でも、被害者のカードを利用したなどの事実がニュースで流れる。
これは、ATMの中にカメラが仕込まれているからこそわかることなのだろうと、納得。
この話を耳にした後に、コンビニのATMをチェックしたら、やっぱりカメラが顔を撮していた。
どうやら、日々のお金の出し入れは、金融機関に行けば、必ずカメラに写されているようだ。
ここまで″監視社会″は進んでいたんですね、相続税に無関係な人には、プライバシーはどうなっているのでしょう。
ATMを利用する、あなた、利用する度にカメラに写されて、数年間は保存されているんですね。
嫌ですねぇ‼
タンス預金をする老人の方が、プライバシーを防衛できることになりますね。考えよう!
事業承継・M&A支援室長
大滝二三男