夏のボーナスも例年通り支給し、盆休みに。
日頃から体の弱いことは、職員ばかりか、顧問先にも知られている。
そのため、優良な顧問先の契約解除が、この数年間でつづいている。
担当するお客こそ少ないが、決算や申告書の最終判断はすべて所長の仕事。
体を休めながら日々の業務をこなしてきたが、この夏の暑さに限界を超えた。
事務所を任せられる税理士も身近におらず、当支援室にコンサルを依頼。
所長自身の立場は考える必要はないというのが、基本。
ただ、職員の雇用を守り、お客さんへのサービスがこれまで以上になることが狙い。
事務所の経営状況は、ここ数年の所長の健康状態を反映し、すこぶる悪い。
それでも、事務所再生に挑戦できる税理士法人が手を挙げ、職員たちとも面談。
所長には静養に努め、再起を図る。その一方で法人の税理士が業務を指揮。
職員の協力も得られ、スタートは順調そのもの。所長も一安心。
不治の病を抱えた所長もゆっくり静養できる体制が整いました。きっと事務所も再生できる。
事業承継M&A支援室長
大滝二三男