多分、事業承継の譲り手の先生はあまり読んではいないと思います。
というのも、blogを読んで連絡されたという先生は、実際多くありません。
ご家族の方が事業承継の実態を知るために、読まれているのは良くあります。
昨年、仲介させていただいたご高齢の先生も、娘さんがblogをチェック。
この娘さんに最初にお会いし、事業承継の形などを十分説明。
その結果、父親も娘さんの提案を受け入れ、当支援室のお客様のなりました。
このような事例は実際かなりの数になり、blogの効果が証明されています。
ということで、本当の事例を少々デフォルメして、書き続けています。
ですから、同業者の方がチェックしている話を気になるところではあります。
しかし、真剣に事業承継の相手を探す先生のためには、真実が一番。
時には、「私の事を書いたね」と言ってくる先生もいます。
ほとんどの先生は、電話の先の笑顔が見えるような話し振りです。
過去に女性事務員から「なぜ私の事を書くのですか!」と怒りの電話があった。
確かにその女性の事を念頭に書いたのですが、実は良くある内容だった。
たまたま、その職員が勤める事務所の先生の仲介を進めていた時の話。
女性職員がわがままで、先生の意向を無視して勝手な行動をする。
実際許されない話だったので、抽象的に書いたが、自分のことだと怒り心頭。
そのblogを読んで、当の本人は自分だと分かっても、読者には分からない。
具体的な地域や事務所名、先生の名前ももちろん書いていない。
やはり、職員としては不安で、blogをがあるのを知れ、本気で読んだ。
そこに書かれた事務員が自分にピタリだったので、不安が怒りに変質。
こんな事を書かれたら、雇ってもらえないと声高に主張!
そんな抗議の一方で、交渉はスムーズに進み、契約成立。
先生は即引退し、抗議を続けた職員の引継事務所に移籍。抗議もピタリ止む。
そうなんですね、誰がこのblogを読んでいるか分からない。
だから、慎重に抽象的なことだけ書けば良い、何て実際許されません。
誰が読んでいようが、事業承継の参考になればよし。
登場する人物が特定されないように、十分注意を払いながら書きます。
もし自分のことが書かれていると思ったら、自分以外にも同様な人がいる。
どうかそう考えてください!決して、あなただけのことではありませんので。
でも、細心の注意を払い、人を傷つけないようにしていきます。
事業承継支援室長
大滝二三男