昨日、東京は足立区の中学校を53年前に卒業した同期会が開催された。
この同期会はオリンピックの年に開催された、6回目、
20年前の開催当初は、卒業生300人のうち100人近くが参加。
担任の先生も全員が参加され、賑やかに互いの動向を話し合った。
我々も社会の中心で動き回っているかのように、元気そのもの。
昭和22、23年生まれ、いわゆる団塊の世代に対して、先生も大量に雇用。
大学卒業とともに教師に採用され、赴任すると担任に指名された先生も。
そんな先生とは、ちょっと歳の離れた兄弟といった感じで、ため口もあった。
でも、その先生たちも、亡くなったり、今や寝たきりとかで、参加者は一人。
数学担当で、学卒1年目で一番若かった、その先生も80歳。
私が憧れていた英語の先生は、旦那さんが牧師で、教会のバザーのため欠席。
この先生は80歳はゆうに超えているけど、元気なことが分かり、ひと安心。
会場の受け付けに近づくと、何やら見覚えなある男女が待ち構えていた。
実は前回の4年前は出席できなかったので、8年前に会った人がほとんど。
還暦の年以来だから、出席する男女の老けぶは想像できなかった。
自分のことを考えれば良いのだろうが、病を抱えた人のことはわからない。
会場に集まったのは、卒業生も1割強の38名と先生一人。
そう、なかにちょっと老けていると感じた方が、その人だった。
他の面々を見ると、白髪、ハゲと髪の毛はそれぞれだが、目付きは変わらない。
体型は多くが変わり、ほぼ太り気味、男より女性にこの傾向が強かった。
そんななかで、出席者全員が近況報告をすることになった。
最初は来賓の先生、やはり健康問題でガンを告白、5年経過でほぼ完治、
続いた同期生の口から出るのは、これまた健康問題が主流。
もっとも、ほぼ全員が年金生活に入っており、最大のテーマが健康。
ガン告白者が4名、実に参加者の1割を越え、うち2人がステージ4。
1年前にすい臓ガンが見つかり、抗がん剤治療を続けている人も。
健康に問題はないが、やはり歳が歳だけに、しっかり耳を傾けた。
教師定年後、地域社会でボランティアとして活躍する人も2名。
会社経営者だった元ヤンキー(当時は与太者)も引退し、温泉地での生活。
半年あまりはマレーシアに移り住み、日本と行き来している夫婦も。
現役で75歳まで頑張ると強調したのは、個人タクシーのドライバー。
全員も報告が終わると、緊急動議。なんと、2年後の開催に変更。
それというのも、4年後には参加できなくなる可能性が一番の理由。
2年後は冬季オリンピックで、オリンピックイヤーには変わらない。
そんな理由で、参加者全員が笑いながら、大賛成。
最後は、小中学校の効果を歌い、2年後の再会を約した散会。
人それぞれ、終着駅に向かって突き進んでいること、つくづく感じた。
業界ではまだまだ若いと言われる歳だが、事業承継にはいい歳かも。
そんな思いも感じさせてくれた同期会でした。
ブログの読者の皆さんには、非常に個人的な話で、申し訳なく感じます。
事業承継支援室長
大滝二三男