珍しい承継です。
先生は自分一人でできる範囲の仕事をするために、職員とお客さんを他の事務所に承継。
たまたま、勤務していた会計事務所の職員とお客さんを承継したのが、十年前。
当時の先生は突然の病で急死。勤務税理士だったこともあり、そのまま承継したもの。
しかし、今年になって、自らも内臓の病気にかかり、手術後も再発の可能性もあることが判明。
かつての雇用主のように死んだ後に職員と顧問先を承継するのは、大変なことだと経験済み。
そこで、自らができる範囲の仕事だけを残し、個人事務所ではなく、法人に事業を承継。
担当者もそのまま移籍してもらい、お客さんとの信頼関係はそのままに業務を続行。
引き受け手も、新たな担当者を付けて、一からやり直す苦労をせずに、業務を承継でいる。
双方にとって、願ったり、叶ったり。職員も雇用が守られるので、三者一両得。
職員の方々も、今回が最後の所長の交代劇に、ホッとしているというのが、これまた本音。
実にめずらしいケースがまとまったわけです。
通常は先生が引退を決めて、しばらくは承継のために承継先に勤務する。
今回は先生はご自宅で改めて開業(移転)、従来からのお客さんは自分できる範囲で面倒を見る。
将来的にご自身の仕事に支障が出るようになるときは、今回の承継先にお願いするという。
両者がそれも承認しているので、先生も一安心。
後日、改めて承継先を探す必要がないので、じっくる仕事もできると、決意を新たにする。
年の瀬の迫った本日、夕方には帰路に就くことになるが、きっと車内ではおいしいビールが、、、、
事業承継支援室長
大滝二三男
■年末年始に伴う休業期間について■
【休業日】2014年12月27日(土)~2015年1月4日(日)
なお、期間中いただいたお問い合わせは、
2015年1月5日(月)よりご返答させていただきます。