定年がないので、何時仕事を辞めるか、自分で決めるしかありません。
資格ビジネスの税理士にとって、個人事務所の経営は゛無限゛です。
定年がないといっても、毎年改正される税法を理解できなくなれば、即引退。
のはずですが、会計ソフトがそれをフォローしてくれるのです。
ベンダーが提供する税制改正済みのソフトが、味方をしてくれます。
もちろん、所長は、税理士会などが実施する説明会にも参加します。
しかし、その改正のバックラウンド等を理解するかどうか、疑問です。
税制改正の本当の狙いは、政令等を読み込むことで理解が深まります。
でも、歳と共に゛学習゛が面倒になってきます。
それも、前述のように、提供されるソフトが全てフォローしてくれる。
それらのソフトを使っていれば、業務には支障は出ません。
流れるままに仕事をし、顧問先を大事にしていれば、問題なし。
定年で区切りを付けられることなく、仕事は続けられます。
そんな仕事にストップをかけるのは、実はご家族。
仕事を辞めたら、日々することがなくなり、どうなりのかとの懸念も。
家族の心配の種は、ただそれだけ。
毎日家にいたら、鬱陶しいというのは、サラリーマンの妻。
しかし、この考え方は税理士も同じかもしれない。
仕事が趣味に先生が多いだけに、自ら定年をいう人は少ない。
でも、死ぬまでできる職業ではありません。
自ら定年を決める、それが後継者を育てるもとにもなります。
決して晩節を汚さないようにお願いしたいですね。
事業承継支援室長
大滝二三男