舛添東京都知事の進退が、なかなか決まらない。
本人はリオオリンピックが終わるまで、待ってほしいと懇願。
見苦しいと思うが、進退問題はこんなものだろう。
事業承継でも、自らが話を始めながら、実際には進まない事例も。
そう、やはり表舞台から去るのは、年齢に関係なく、大変なこと。
税理士事務所の所長の進退は、もちろん不都合なことは一切ない。
経営の第一線から身を引く話だから、本人が決めるのが一番。
後継者がいれば、比較的スムーズに承継は行われる。
所長の子弟であれば、時間はかかっても、問題なく行われる。
しかし、勤務税理士が後を継ぐとなれば、所長の家族との暗闘も。
このような状況になるのは、所長の判断が明確になっていないケース。
所長が腹を決めて対応していれば、闘いは起きない。
同じように、師弟の資格者や勤務税理士がおらず、後継者を探す場合、
仲介業者が適格者(法人)を紹介することになるが、ここで問題。
話の中途で、相談者の対応が鈍くなる。
そう、仲介者の要請に対して、回答する時間が長くなってくる。
そのうち、返事がまともでなくなってくる。
こうなると、仲介者も返事を早くするよう強制ことはしない。
実際に、先生の腹がふらふらしているわけだから、判断は出来ない。
やはり、長年続けてきた仕事から離れるのは、辛い。
そこを、何故だと、問い質すことは、出来ない相談。
ここはじっと待つのが、仲介者の仕事だろう。
これまでの経験で、実際6年以上も待ったこともある。
その結果、先生も腹を決め、事業承継を無事済ませたのが、最近の事例。
舛添某とは、当然立場も違うが、腹を決めること、人生の一大事ですね。
事業承継支援室長
大滝二三男