大震災が必ず来ると言われている、地震大国・我が日本。
大きな地震に、近くの原発にもしものことはないかと、不安になる。
その近くという距離は、福島の際は80キロにも及んでいた。
地震の巣・活断層が、それこそ全国どこにでもあると言う。
福島原発のようなことが起れば、それこそどこも逃げ場がなくなる。
それだけに再生可能エネルギーを使う電力に、大きな期待がかかる。
太陽光発電も全国で展開されているが、買い取り価格は下げられた。
しかし、一般家庭の太陽光発電など、原発によらない電気は確実に増えている。
そんな中で、風力発電はなぜか元気がない。
2003年に日本風力発電がマザーズに上場された。
この企業はM物産の一プロジェクトだったが、なぜか担当者が独立。
その理由は、風力発電をやるなら、原発の仕事は出さないと゛恫喝゛。
その後、安定した電力を提供できるようになり、丸ビルで使うことに。
ところが、その仲を取り持ったI興産は、T電力に出入り禁止に。
2009年、経済誌に同社が粉飾決算しているとスキャンダルを書き立てた。
証券取引等監視委員会からも特別調査が入り、何と5年間もねちねちと。
最終的に粉飾決算はなく、インサイダー情報を流したとして、決着。
こうなると、補助金頼りで何とか回っていた会社も、黒字化できず、身売りに。
こんな圧力があったそうだが、やはり風力発電を潰したのは、T電力か。
しかし、今でもどこの電力会社も、風力発電部門は持っている。
ただし、それを商売にしようとは考えていないようだ。
日本の風は、風力発電には、向かないという。
風の吹く方向が360度回るので、風車の羽がもとないという。
風車は青森や北海度に集中しているので、冬場はこれまた大変。
地上20メートルの高さにある風車の羽が凍り、折れてしまうことも多い。
圧力には何とか抵抗できたが、風車が壊れやすいのでは話にならない。
しかし、原発は安上がりだと言っていたのが、嘘だとわかった今、
東北大震災規模の震災の前に、太陽光以外にも使えるものを見つけたい。
事業承継の話ではありませんが、承継できない国にしてしまっては大変です。
事業承継支援室長
大滝二三男