本人から話を聞いた某税理士の正直な感想だ。
普通、顧問先から依頼を受けた相続対策には、誠心誠意対応する。
それを忘れるはずがない。
さらに、依頼主が提案された対策にノーと言えば、無理強いはしない。
できるわけもない。
中途で依頼主が辞めようと言えば、そこを何とか、とは言えない。
今回は節税をするにも、それ相応の費用がかかるという。
もちろん、報酬ではなく、何らかの対策を講じるためのもの。
正確なことは分からないが、とにかく税理士として普通の対応だった。
しかし、訴訟になり、負けてしまった。
その話を聞いた仲間は、誰もが闘うべきだと言う。
本人は最終決断を迫られるが、多分戦うだろう。
この判例が前例となれば、多くの税理士が憂き目を見る。
そう判断する仲間からの応援の声も大きくなっている。
本人は最終判断を迫られるが、多分闘う道を選ぶだろう。
税務に携わるものにとって、見守らなければならない事件だ。
事業承継支援室長
大滝二三男
