年齢がいき、体のそこらじゅうから悲鳴が聞こえるようになる。
眠りも浅くなり、時には不眠症に悩むことのある。
今日の疲れを明日に残さないようにと思いはしても、それができない。
若手職員の働きぶりを見るにつけ、自らの不甲斐なさが情けない。
悲観的なことばかり考えていると、近い"卒業"も考えられなくなる。
しかし、仕事から離れたい気持ちも強いのだが、次に何をする?
税理士の仕事一途に来た自分に、仕事以外に何ができるのか?
何時までも陣頭指揮をとるわけにはいかないジレンマもある。
でも、後継者がいない所長としては、まず後継者を探す義務がある。
今から育てるには、あまりにも時間が無さすぎる。
答えは簡単。事業を他人に譲る。もちろん、職員の雇用も守る。
誰でも税理士業務を継げるわけではない、資格ビジネスゆえに!
そう、明るく顧問先を渡せるような事務所を紹介してもらう。
若手でも、それなりの苦労をして来た税理士に譲ろう。
もちろん、資金的にしっかりした先生でなければいけません。
このような条件を満たした候補者に、先駆者は安心して後を任せる。
引退する先生の家族も、ひと安心だろう。
後は、"毎日が日曜日"のご主人に、不満が起きませんよう祈ります。
事業承継支援室長
大滝二三男