電子申告を利用している事務所は、日にちが変わる直前まで仕事ができる。
所長のチェックが終わり次第、パソコンのenterを押せば申告終了。
紙に打ち出して、署名押印、税務署ごとに振り分けて、署のポストに入れる。
その所要時間を考えれば、きょう午前中には作成業務を終える必要がある。
お客さんの都合で、午後遅くまでかかるようなことがあれば、一大事。
でも、昔ほど確定申告件数もないので、それほど遅くまでかかることはないようだ。
とはいうものの、やはり昨日中には終わらせたかったというのが、正直な気持ち。
今日はこれまでのすべての確定申告業務で、”忘れ物”はないかのチェック。
すべて終わっていれば、打ち上げで一杯飲むこともできよう。
現実に15日の夕方から、打ち上げ会を毎年行っている事務所もある。
しかし、時代は変わっています。というのも、3月の第1週には終わっているところも。
それも、比較的規模の大きな事務所ほど、申告業務は早めに終了。
今週からは平常業務で、残業もゼロ、という事務所も実際に出てきています。
そう、3月決算法人の決算そして申告の準備に、すでに切り替えています。
でも、遅れている事務所は、12時の1秒前までに作成業務とチェックが終われば、良し。
もちろん、税金は事前に支払うよう指導しているでしょうから、罰金もなし。
後は、一年で最も収入の多い申告の手数料が支払われるのを待つだけ。
事実、多くの先生の確定申告書を見る立場から、3,4月の収入は群を抜いています。
ですから、このシーズンが終わってからの事業承継も当然多くなります。
事業承継の決断は、「ご苦労様でした!」とご自身に言われているのかもしれません。
なんとなく納税者にとって気の重いこのシーズンですが、税理士には最大のイベント。
これが終われば、後は気も楽。のんびり旅行を楽しむ先生も少なくありません。
ご苦労様でした。事務所の皆さんにも拍手!!
事業承継支援室長
大滝二三男