この年末は、年末調整に絡み、税理士事務所は大忙し。
顧問先の企業から、職員家族のマイナンバーも聴取しなければならない。
当然、マイナンバーを知らせたくない職員もおり、説得も事務所の仕事。
顧問先の職員は、子供のナンバーを何故教えなければならないのかと思う。
扶養家族をこの番号で管理していくのです、との説明に大いなる疑問。
自分の子供に何故背番号がつけられ、名前では゛呼ばれ゛ないのかと。
犯罪を犯して刑務所に入っているわけでもないのに、番号で呼ばれる。
人を人とも考えない行政上のシステムだけに、反発の仕方がない。
コンピュータですべてを管理しようとすれば、当然番号が扱いやすい。
名前では同姓同名もあるから、名前では個別の識別は難しいです。
しかもこの番号、生まれてから80年は何があっても変更されないのです。
果たして、゛悪゛にこの番号が知られたら、サギ等にも使われてしまう。
個人情報を聞き出すことについては、ほとんどプロのテクニックを持つ。
そんな悪を相手に、一般人が自らを守れるのだろうか?
甚だ、疑問が残る。
これから税理士事務所を舞台に、このマイナンバー、どのように扱われるのか?
預けた番号が適正に管理され、漏れることがないようにと祈るばかりだ。
事業承継支援室長
大滝二三男