数ヵ月前に病で仕事が十分できなくなった先生から相談がありました。
昨日、やっと、この先生にお会いし、その意思を確認しました。
原因不明の病を治すために、数年間専門の医師の治療を受けてきた。
しかし、原因究明されることなく、病状は悪化するだけ。
最終的にパーキンソン病の兆候ありという結果がでて、完治に疑問が。
この数年間で、治療に重きをおいてきたため、顧問先も減らしてきた。
今は一人でできる顧問先だけに絞って、仕事を続けているという。
そこで、事業承継をするにしても、自分の仕事を理解できる人に限定。
強いて言えば、開業間もない苦労している税理士に渡したいという。
1年間は自分と一緒に仕事をし、顧問先にも認めてもらう。
そうなった時に、事務所は使ってもらい、機器類も提供する。
事業承継に伴う対価などは特別に求めない。
ただ、苦労している後輩に支援の手を差し伸べるのだという。
このような候補者が同じ地域に入りだろうか、早速リストをチェック。
弊支援室に登録されている一人事務所の先生を探す。
そこには昨年登録された40代の税理士がいた。
さらに、昨日のセミナーに30代の開業間もない候補者が参加していた。
実はこのようなケースはこれまでなかった。
数年間で自分の元で働き、認めれば、事務所の後継にする。
こういう税理士は、ご自身は元気なだけに、候補者には厳しく対応する。
その厳しさに音を挙げずに、無事後継者となった人の話はあまり聞かない。
多くの場合、候補者は働き始めて早い段階で、事務所辞めている。
しかし今回は、温厚な先生の元で、候補者も無事承継できるはず。
こんな相談も実はあります。
候補者として手を上げるには、弊支援室のサイトで登録して下さい。
登録しなければ、あなたにチャンスが回ってきませんよ。
事業承継支援室長
大滝二三男