法人の決算が集中するのが、3月決算5月申告。
この時期の承継は、業務が集中しており、承継には向いていません。
しかも、3月は確定申告もありますから、年間売上の10%も占めます。
この収入を゛逃す゛のは、損した気分にもなってしまう。
だから、4月1日に承継ということにもなるが、数は少ない。
5月末の申告を待って、6、7月に承継スタート。前半はこのケースが多い。
8月は税理士試験(今年はなぜかお盆明け)があり、お盆は夏休みで承継なし。
9月は、これまた決算があるので、10月が 良いと言う先生も多い。
実際、12月になると年末調整などの業務が入るので、この月もなし。
そして1月、個人事務所だから、暦年課税となり、区切りが良い。
とはいうものの、受ける方は3月の確定申告を控え、繁忙期前で気分は重い。
そんなこんなで、いつが一番良いかの質問には、答はケースバイケース。
ちなみに、病気等を理由に事業承継する場合には、待ったなし。
確定申告期間中の承継も経験していますが、これは例外中の例外。
引き渡す先生が希望する日を、引き受ける事務所が対応できれば、それが一番。
事業承継支援室長
大滝二三男