事業所が増えない時代です。
地方都市においては、顕著です。
秋田県が数年先に人口100万人を切ってします。
20歳から30歳代の女性の雇用の場がなくなり、首都圏に行ってします。
県や地元の銀行に勤めることができるのは、数十人。
これでは地元に残ることもできません。
そんな状況の中で成長している税理士事務所もあります。
と言っても、秋田県の話ではなく、大阪や東京の話です。
若者が新しい事業を立ち上げることができるのも、首都圏や大阪です。
ですから、成長している事務所はほとんどが首都圏や近畿の一部です。
とはいうものの、首都圏で毎年100件以上の顧客を獲得している事務所の実態は?
そう、報酬料の低額な顧問先がほとんどだといいます。
それでは、成長していても、採算はマイナスです。
では、何を成長の力としているのでしょうか。
上手に上昇気流に乗っている事務所は、実は事業承継に取り組んでいます。
そう、時間がないのです。自らが営業して顧客を獲得する、その時間が。
若手の経営者でも、”時間を買う”という発想になれた人は、事業を拡大できています。
事細かいことに執着し、チャンスにあるのに、大胆に動けない先生は、拡大できません。
今や、スピードの時代です。躊躇していつ時間が長ければ、チャンスは大幅減ですね。
そうなんです、時間がありません。それをカバーできるのは、事業承継です。
それなりの考えを持った人でないと、これまた上手くいきません。
失敗して初めて、手を挙げることができるのかもしれませんが、時間はありません。
速攻で判断できない先生は、そのまま現状を維持しかないのでしょうね。
事業承継支援室長
大滝二三男