最近は、お寿司屋さんでも、時としてクラシック音楽が流れていることがあります。
もちろん、めっきり数の減った喫茶店では、必ずと言っていいほど流れているのだが。
昨日の話で、二人のチェロ奏者がいうのです。
クラシック音楽がかかっていると、話をしていても耳がそっちにいっってしまう。
誰が演奏しているのか、出来栄えは、とついつい聞き耳を立てるので、話はストップ。
コーヒーを飲みながら、リラックスしたいと思っても、神経がとがってしますというのだ。
ともに、東京芸大の卒業生で、40年以上のキャリアでも、常に神経が音に行ってしまう。
雑音には神経が惑わされないが、いい音楽であればあるほど、引き寄せられるという。
喫茶店に入り、騒々しい音楽がかかってると、うるさいなと感じることがある。
専門家には、静かなクラシック音楽も、耳障りに聞こえるというから、分からないものだ。
そういえば、毎年海外のニューイヤーコンサートに行っていた税理士がいた。
鬼籍に入って6,7年になるかもしれないが、その先生が急死されたときは事務所も大変。
税理士が先生のみであったので、しばらくは職員たちが自主運営。
後任の先生が決まるまで、職員は遺族との交渉なども含めて、大変苦労されたという。
時に先生は60代前半と思うが、そんな若くして亡くなるとはだれも想像していなかった。
それだけに大きな混乱を招いたわけだが、万が一というのは誰にも想像がつかない。
亡くなったご本人は、クラシックの愛好家。たぶんご自身も何かの楽器をたしなんだはず。
クラシック音楽を聴きながら心を休めていた人と、それに緊張感が募る人。
餅は餅屋で、考えさせられることが多いですね。
事業承継支援室長
大滝二三男