昨日、ある税理士法人の開業50周年記念パーティーに出席しました。
昭和29年熊本から上京し、経理マンとなって、32年に結婚。
昼はサラリーマン、そして夜は経理学校に通い、夜の税理士試験の勉強という日々。
34年に初挑戦で1科目目をクリア、37年に五科目目に合格。
38年2月に、東京の下町間借りした四畳半の部屋を事務所に開業された。
こう書けば、事は簡単に運んだように思われるかもしれないが、決してそうではない。
現代人であれば、そんな環境で勉強どころではないだろう。
何もない時代だったからこそ、自らの将来を切り開いていこうとする強い意志だあったからこそできたこと。
それが50年という節目を迎えることができた、何よりの証明だろう。
しかも、後継者もしっかり育成し、子弟には、税理士、医者そして弁護士がいる。
税務会計から法律問題までの総合事務所として、今後発展を目指している。
80歳を超えたご本人も健康そのもので、まだまだ将帥の座を譲ることはない。
税務会計に分野のまとめ役は娘婿の税理士が所長を務め、法律問題な末の息子さんが担当。
ご本人は学校法人の理事長として、専門学校を経営。こちらの校長は長男の医師が務めている。
まさに同族を中心とした経営だが、その”血脈”を大事にする考えから、このような形に。
創業者の薫陶を受けて、孫たちも医者になるための勉強を中学の時から始めているとか。
親の背中を見て育つというが、こちらは一家の皆さんを見て、刺激し合っているようにも見える。
創業者一代で50周年を迎えることができた、しかも2代目には創業80周年は迎えられる。
とても素晴らしい人生ではありませんか。
事業承継支援室長
大滝二三男
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