若い職員を多数抱えている事務所では、ほとんどが電子申告を採用し、スムーズな流れに。
でも、高齢の先生で、職員2~3名というところでは、先生はPCが使えず、職員の消化量に左右。
このため、「手書きの方が早く済むのだが、自分はパソコンが使えない」と、イラつく先生も。
しかし、中には既に95%の申告が終了し、医療関係者の資料を待つばかりといった事務所もある。
すでに今週中に慰労のイベントを組んでいる事務所まである。
もちろん、顧客に対して、早期の資料の提供を依頼し続け、お客さんも納得して早期の対応。
税金が戻ってくる納税者はこれらの早期提出は、もちろん大賛成。
でも、申告後、納税する人にとっては、最終日に納税すればいいとばかりに、遅く来る人も。
こんなお客さんを「納税は期日までに済ませれば良いので、申告だけは早く!」と必死に説得。
昔から税務署にある窓口で納税しなけれならないと思い込んでいたお客さんも、これで納得される。
現金など持ち歩かずに、金融機関の窓口で、口座から落としてもらえばそれで納税終了。
「そんなこと誰でも分かっているよ!俺は税務署が嫌いなんだ!」という人は、遅くなるんでしょうね。
でも、昔ほど税務署嫌いの人は多くはないようです。払うものは払ってすっきりしたい。そうでしょう。
何も納税は国民の義務だ、なんて言われなくとも、おとなしい日本人はしっかり払いますよね。
脱税志向の人は、税理士も受け付けないから、きっと税務署の無料相談を利用するのでしょう。
優しい女性職員から電子申告の方法を手に取り足を取って教えられるうちに、納得してしまうでしょう。
甘いかな!
”反税団体”と言われた組織も今や”大人”になってきたから、それほど邪魔はしません。
税務署の申告風景も至って静かになってきました。平和な日本を象徴する風景かも知れません。
確定申告のラストスパートを前に、本日は事業承継に無関係の話題でした。
事業承継支援室長
大滝二三男