弊社のような仲介人を置かずに、先生同士で承継をことがあります。
これまではほとんどがこのケースでしたが、当支援室の存在を知って、問い合わせが増えてきました。
昨日のセミナーでも、実に3人の方から、現在進行形だが、不安があるので相談に来たと言います。
疑問に感じているのは、承継の対価に関することです。
自分たちでは、その金額査定がはっきりできないというものですが、一般例としてどうなるかということ。
さらにその支払方法はどうなっているのか、というこの2点が主なものでした。
そうですね。一般で行われている相対による交渉では外に出ないので、実例を知る機会がほとんどありません。
承継の対価の妥当なところは、果たしていくらくらいかというもの。
それも質問される先生の多くは、承継する側の先生。
多分、引き渡す側の先生は「いくらでもいいですよ。先生がお考えの通りで!」といった話になっているのでは。
これでは引き受ける方としては、できれば少ないに越したことがないものの、まずは相場を確認ということ。
セミナーでは、具体的な例を挙げて、ご説明しましたので、十分ご理解いただけたと自負しています。
でも、その数字通りに、承継時に支払うかどうかは確認はできません。
残念ながら、仲介依頼がない先生に、支払う約束をした金額を聞くわけにはいきません。
でも、セミナーでお話した内容で決められれば、引き渡す先生も十分喜んでいただけるだろうと思います。
それ以外でも、引き受ける職員の待遇などの質問も出ましたが、こちらも愛情を以て引き継いでほしい。
ご自身が採用した職員ではないが、それなりの経験と実績のある職員ですから、勢力になります。
相対で話を進めている先生方にも、これまでの実例をもとに、アドバイスはできますので、お気軽に連絡を!
事業承継支援室長
大滝二三男