今回の東日本大震災ですが、日本赤十字社に義援金を寄付することもいいのですが、やはり自分のお金がどこに使われるのかを知るには、ふるさと納税が一番ではないでしょうか?
米国のように寄付の文化があるところでは、しっかりと所得税の申告で控除されるようになっていますが、日本では特定寄付金として、指定された学校や特定の団体のみへの寄付しか、所得税申告で控除が受けられません。
しかし、ふるさと納税では、5000円を超える金額はほぼ控除されます。たまたま私も東北の出身ですので、今回の大震災ではふるさとに被害はありませんでしたが、多くの被災者の方々が避難されていました。
そこで、被災者に対する直接の義援金ではありませんが、ふるさと納税の形で、避難金を受け入れた故郷の町に少しでも足しになればという思いで、ふるさと納税をしました。
納税地は自分が望むところであれば、どこでもいいということなので、人によっては自分の出身地ではない、今回の被災地の役所に納税をした人も出ているようです。まさに被災地で直接使っていただけるので、グットですね。
少ない金額ですが、サラリーマンでもこの制度を利用して、天引きされる地方税とは納税するときにはダブリますが、翌年の地方税では調整されるわけですから、損得はありません。それより自分の税金の使い手が自分の望んだ町や村になるわけですから御の字です。
地方出身の先生方、どうか東京都23区のようなお金持ちに、納税しても有難がられませんが、田舎では喜ばれますよね。「何を言うか、とっくにやってるよ」ですか。それはまことに喜ばしいことです、はい。
事業承継支援室
大滝二三男