10日、初めて気が付きましたが、なんとJR山手線の情報TVに東京電力提供の「本日のピーク時供給力と現実に使われている一時間おきの使用料」がPRされていました。
その数値は、最大供給量が3900万キロワット、そしてピーク時の使用料が3550万キロワット。およそ供給力の90%を超える電力が使われていたという事実を、われわれ国民にわざわざお金を使って知らせてくれたわけです。
これが夏に向かうこれからは毎日、報告されるのでしょうか。このことを知ったわれわれに何を望んでいるのか、東京電力さん。数ヵ月後には5200万キロワットまで供給できるようになるのに、そのことは周知せず。
中部電力の浜岡原発の停止で、東電管内への電力の供給がストップするから、これ幸いにこのようなPRを始めたのでしょうかね。そんな金があったら、すぐにでも福島などの原発被災者の方々に補償金を払うべきでは?
もちろん、このPR作戦はJR山手線ばかりではないと思います。原発がないとあたかも供給はできませんとでもいっているようなこの”作戦”、皆さんどう思います。節電を心がけない国民など今はいません。
昼間は車内灯も消した電車の中でも、少々暗いことに文句も言わず、通勤や通学、そして所要で電車に乗っているものにとって、このPRは大いに不服で、怒りさえ覚えずにいられなかった。こんな感想。
75歳になろうとする税理士さんとの相談を終えて、すっきりしない気持ちで帰途に着いた私にも、「東電さん、ほかにやることがあるだろう。役員の給与を下げたって、誰も納得しませんよ」
事業承継支援室長
大滝二三男