私の知人で、中学校の美術の先生がいます。
その先生とゴルフをしました。今年初めてという割りにナイスショットの連続。
3年生を送り出し、ストレスから解放されたせいかどうか、その理由は分かりません。
昼飯になり、福島の原発の話に。ところが「福島は危ないんではないでしょうか?」の連続。
「小名浜に良いコースがあるんですが、放射能でダメでしょうね」「本当に原発はダメではないでしょうか?」
「放射能で土地も汚れていますしね」
一般人であれば、このような会話も許せるのだが、中学校の先生の常識のなさに愕然とした。
小名浜と言えば、まさにいわき市の台所の漁港。風評被害でやられている町だ。その風評被害のニュースなどはしっかり把握しているはずだが、それもない。
まさに福島がすべて放射能で住めなくなったような口ぶり。これでは生徒たちに不安を与えるだけだ。事実をはっきりと把握させることも教師の重要な仕事。東京都からも管理職直前の学年主任らが急遽被災地に赴任させられるというが、これも手を挙げる先生たちが少なく、東京都の教育委員会からの“指名”人事だとか。
どう考えても、その良識家と見えた先生からは生徒に安心を与える情報は発信されないのだろうと危惧する次第。もちろん、原発の水素爆発などの想定外のことは決して許される問題ではないが、これからの若者を指導する先生がたには、ぜひとも現状に関する正確な情報を手に入れたもらいたい。
本日は先生の話でも、税理士さんではありませんので、お許し下さい。
事業承継支援室長
大滝二三男