日本赤十字社などに義援金を送ると、同社の判断でその配布方法、送付先が決まります。
ところが、今回のような大災害では、多くのNGOやNPOなどの団体が独自のボランティア活動をしています。日本赤十字社からこのような団体へは義援金は基本的に回りません。
従って、ボランティア活動をしている各団体は独自に資金を調達しています。そこで、新聞社などが独自に義援金を集め、日本赤十字社以外にボランティア団体も援助することになります。
新聞社などからその報告が新聞等にありますが、被災地の各赤十字社以外に名前も知られていない団体に大きな金額の募金が提供されているとは何事かといった疑問もあるようです。
正確に言いますと、日本赤十字社経由で被災者に送られる義援金は、ボランティア団体には提供されませんので、かれらの活動を援助したいと思う方は直接その団体に寄付する必要があります。
私の少ない知識ですので、間違いがあるかもしれませんが、緊急に必要なのはボランティアの活動ですし、少しでも早くかれらの活動の後方支援となる資金が集まるよう、願うばかりです。
もちろん、義援金詐欺みたいなものも報告されていますが、しっかりとNPOやNGOを確認し、我々の思いに代わり、その募金を彼らの具体的な支援活動に役立てて欲しいものです。
今回はあえて、義援金と災害援助活動を行う活動援助金の違いを書かせていただきました。まだまだ、復興の第一歩は踏み出せていませんが、「頑張れ東北!!」と願うばかりです。
事業承継支援室長
大滝二三男