先日のブログで書いた、わが故郷の戸籍係の女性課長から連絡がありました。
部下の非常識を詫びる内容の連絡でしたが、こちらとしてはホッとした次第。
何せ付箋をつけて書類を返送した係長の年齢が41歳ということに、唖然としてこれで子供をしっかり教育できるのだろうかと心配もしました。
他人の家庭のことはほっときなさいというのが、都会の”常識”でも、わが故郷となると、そうはいきません。
過疎化の進む東北の町役場の話ですが、定年を迎えたものにとってはやはり故郷が気になります。
役場が納税者に対して、「俺の言うとおりにしろ!」的な対応をしているようでは、いざというときの過疎化対策に成功することはできないでしょう。
人が集まるところ、人情の世界になります。上から目線では問題は解決しません。そんなことを都会の役所の人間は鍛えられています。
納税者に対するサービスを徹底しなければ、役所の立場がなくなるのです。今やお上の発想で住民サービスは満足のできるものにはなりません。
担当者も十分分かっていますから、ここ数年来、笑顔での対応を実践しています。涙ぐましいくらいです。頭を下げることを知らなかった役所勤めの人たちが朝から「おはようございます」と挨拶するわけですから。
会計事務所の経営でも、朝礼ができるところとやらないところでは、大幅な違いがあります。一方は経営者の思想が統一し、そしてその日暮らしと分かれます。
やはり常識が勝つのでしょうね。形ばかりの朝礼より、朝から切磋琢磨する姿勢がありありと分かる事務所の統率の取れた朝礼では、職員の腹構えが違ってくるように見えます。
役所であれ、個人事務所であれ、上司のしっかりとした職員指導があれば、経営者が何と言おうと、経営状況はきっといいものでしょうね。
事業承継支援室長
大滝ふみお
でした。