税理士資格がないと、できないのが税理士事務所。
中には資格がなくても”堂々”と経営している輩も少なくありません。
私も13年ほど前にゴルフクラブの会員になったときに、「会計士の先生です」と紹介されたメンバーがどう考えても”偽税理士”しか思えませんでした。
その後、この方が数十年も会計事務所の計算センターとして利益を得ていたことが分かりました。もちろん、”先生”として活動していたのも事実のようです。
私が納税通信の発行元の社員であることが分かってからは、一切税金の話はしなくなりましたが、周りの方からは”先生”として評価されていました。
ゴルフクラブのメンバーにしてみれば、社長さんたちが多いので、税理士さんはそれなりに尊重される存在です。なかには会員として商売する先生も少なくありません。
ある地方で650社の記帳代行をするという企業にお伺いしたことがあります。あくまでも、税務申告は税理士に依頼しているので法律は違反していないと主張。 その通りかもしれませんが、やはり専門家がその責任の下に業務を遂行できるかどうかは大きな問題です。資格はお客様の安心を担保する最低限の背景でしょうね。
やはり、先生方の責任は重いのです。「もうやめた」とは簡単に言える仕事ではありませんよね。税法の改正に対応できなければいかがなものでしょうね?
事業承継支援室長
大滝ふみお
でした。