唐突な題名ですが
毎回、季刊で出している、税理士新聞事業承継号外の今回のテーマです
そして裏テーマは「雇用責任」
まとめると(乱暴な言い方をすると)
一人で事業をしているのならともかく、会計事務所は税理士がいなければ成り立たない。だから人を雇っている以上、所長の「死」に対して最低限のリスクマネジメントをするべき
職員をだまくらかす経営者は論外だが
意図としなくても、代表者の死によって、職員に迷惑をかけてしまう可能性があるのが、一身専属権の士業の性
閑話休題
我ら支援室も今年で5年目を迎える
いままで多数の事業承継を仲介させていただいたが、振り返ると皆さんしっかりと職員・家族・顧問先のことを考え、事業承継を決断していただいた方ばかりだった
しっかりと、将来の道筋をつくり、けじめをつけた尊敬できる先生達
しかし、5年目を迎えるにあたり、仲介をさせていただいた譲り渡す側の先生方がお亡くなりになったとうご連絡を頂くことが増えてきた
事業承継をおこなって満足いただけていただろうか
もう、お話しをお聞きすることが出来ない
この仕事の性とは言え、単純な価値観で満足度は計れない
事業承継には様々な理由・要因があり、目的も単純ではない
事業承継を評価するのは、実際に実行してから何年も先のこと
「お亡くなりになられる時、事業承継をしたことをどう思われたか」と、訃報を聞くと自問自答をしてしまう
お亡くなりになった先生方には、大切に築き上げられた事業の承継をお任せいただいたことに、ただただ感謝申し上げるだけです。ご冥福をお祈り申し上げます。
事業承継支援室
石原坂 誠