男性よりも女性に多いのが、資格合格後も登録しない人。
資格登録すれば、それだけで給料も上がるはず、でもしない。
社員税理士にならないのは、無限連帯責任があるためだが、これとも違う。
はたして、なぜなのか?所長に聴いても、なぜなんでしょうね?
お客さんにしてみれば、職員であっても、税理士が担当となれば心強い。
もちろん、気心の知れた無資格の職員でも問題はないのだが。
お客さんの中には、事務所に来る職員はみんな先生だ、と思っている人も。
先生かどうかは問題ではなく、スムーズに事が運べばそれでよし。
その事がわかっている人が、職員の方は気が楽だと登録しないのか?
登録すると、様々な義務も生じるのが面倒くさいというのだろうか。
先日会った先生は、男性職員が資格を取ったらベースアップを主張しだした。
事あるごとに金の話をするので、独立したらと話したら、答はノー。
所長として事務所を運営するのは、自分のがらではないという。
でも、登録はしていないが、税理士資格はあると、匂わせる。
辞めさせたらどうかと話すと、顧問先を一番多く、辞めさせられない。
口悪く、「先生の跡を狙っているのでは?」と言うと、「そうかも、、」
何ともはっきりしないのだが、先生にもしもの事があっても事務所は安泰。
シメシメと言うかどうかは、もちろん分かりません、嫌ですね。
女性の場合ははっきりしています、余計な責任を負いたくない。
資格は自分の能力を発揮するためのツール、登録は二の次。
試験に合格してこそ、自らのプライドが保たてるというわけだ。
さらに、命令される仕事だけでなく、自分で仕事を見つけられる。
ただ、事務所を運営するだけの能力はないと、自覚をする人も。
男の場合は、何時でも独立できると、虚勢を張る傾向もある。
そのためにも合格後は直ちに登録、給与アップを手にするのが普通。
先生にしてみれば、登録をしない人に、事務所を預けるつもりはない。
でも、なぜ登録しないのか、その理由がわからない。
登録してこその税理士だから、給与アップは登録後となるはず、、
それで良いのか、と言う所長もいるようだが、実態は不明。
事業承継・M&A支援室長
大滝二三男