一昨日、携帯がなり、画面には某先生の名前が表示された。
声の主は、先生の事務所の職員。
今にも事業承継するとの意向だったが、それからプッツリ、音沙汰なし。
それまでの経験から、直接断れないので、連絡をたったと結論。
こちらからは連絡せず、家康の気持ちになっていた。
そう、それから4年が経過。
職員の話では、再起はできず、事務所の閉鎖を、先生が決意。
ただし、職員の雇用を守ることが最後の務めと、私に連絡するよう依頼。
事業承継の話を進めていた際の印象が、すこぶる良かったという。
最後の思いを実現できるのは、当支援室しかないと言われた。
そう、職員は言う。所長は入院中だが、電話には出られるとのこと。
職員の話を疑うわけではないが、翌日早々に、先生の携帯を呼び出す。
午前中の診療もあるだろうから、呼び出し音が5度ほどで電話を切った。
履歴は残り、気づかれたときに電話が来るだろうと思っていた。
ところが、ものの数分後には、携帯がなった。
画面には、先生の名前がくっきりと表示されていた。
職員の連絡通り、先生は職員を守りたいため、私に事業承継仲介を依頼。
自分のことが度外視して、職員のために受け手を探して欲しいというのだ。
もちろん、先生の思いを実現するのも本望。
4年間も音沙汰なしだった先生が、最後に選んでくれたことに感謝。
早速、本日から準備をスタート、職員に必要書類を送付するよう依頼。
先生からの指示もあって、来週にも動き出せる体制に!
こんな形で先生の期待に応えられること、感謝、感謝です。
事業承継・M&A支援室長
大滝二三男