預貯金の利子は過去最低で、定期預金で0.01%台、増えるどころではない。
貸し付け利子はその百倍以上(?)、金融機関も青息吐息。
だからと言うわけか、資産運用にあの手この手の゛誘惑゛が大手を振る。
一般的に、現金(預貯金)、不動産、株のへの振り分けが必要と言う。
投資不動産を持つまでに至らない庶民には、預貯金がせいぜい。
筆者は、今回、配当の良い米国株を奨められ、購入することに。
それもたまたまドル預金をしていたので、それを流用することにした。
預金をしている支店では、外貨の取り扱いをしないので、母店に行った。
口座から振り込むのだから、簡単だろうと閉店間近に入った。
係の人が、なんと持ち出したのが、英文の振り込み依頼書。
銀行名、株を購入する証券会社名も英文、住所もまた英文。
もちろん、振り込みを行う自分の名前、住所も英文で書けと言う。
銀行間の振込で、なんと住所までも書かせるとは、お笑い草だ。
係員とやり取りしている間中、苦笑ばかりで、証券会社名も電話で聞く。
証券会社の職員も経験が少なかったので、電話をしながら疑問を投げ掛ける。
「振込先の住所まで書くんですか?初めて知りました!」と言うのだ。
もちろん、銀行の外国為替担当者にしてみれば、国外送金が主業務。
国内であっても、振り込み方法は同じだから、書式は一緒というわけだ。
あまりにも面倒くさいので、ドルを下ろしたいと言うと、下ろせないと言う。
自分のお金を下ろせないとは何事だと言えば、一定規模以上はダメ。
それも、数日にわたり少しづつ下ろしても、一度で下ろしたことになりアウト。
それもマネーロンダリングとは使わず、当局からのお達しというばかり。
疑われるような金額ではもちろんないのだが、もうあきれるばかり。
こんなに厳しい扱いをするのが分かっていたら、ドル預金などしなかった。
お得意様は、たぶん別室で対応するのだろうから、こんな思いがしないだろう。
しかも、手数料は海外送金と同じで、5500円。
これだけの利子を手に入れるには、どれくらいお金が必要ののだろう。
同じ銀行のダイレクト口座であれば、振り込み料は一切無料。
日本円にするのも、1ドルにつき1円かかる、ドル預金は往復で2円。
ドル預金は若干利子が高いが、下ろすことを考えると、億劫になる。
一般消費者の財布の紐を緩くしたいのであれば、ここも改善の楊ありでは?
今回は不愉快になると言うより、あきれた大笑いの内に手続き終了。
係員の女性職員も恐縮至極と行った態度だっただけに、それが救い?