先日来お伺いしている事務所では、所長が高齢のため、事業承継を進めている。
代表者とともに職員もその事実を知らされており、私もすでに顔見知り。
初めて伺った際に全員でブログをチェックしていますと聞かされ、ちょっぴり緊張してしまった。
しかも、電話で聞いたその事務所の実情をデフォルメして書いたものの、間違えていたらと不安にも。
代表者の方に会ってみると、当支援室の存在をアッピールしてくれたのも職員だったとか。
確かに毎日(週五日)、このブログと格闘しているが、その読者は承継希望者がほとんどと見ていた。
実際に事業承継を行うためにこのブログをチェックされていたわけで、実はうれしい限りだった。
そうえいえば、その春に契約が終了した事務所の女性職員も丹念にブログを検証。
すべてが自分のことが書いてあると文句を言ってきた例が、思い出された。
これまたいろいろな相談例を基に複合してブログに落とし込んでいるのだが、悪く書かれたと憤慨。
「だれがあなたのことだと分かるのですか?」と詰問すると、あっさり口をつぐんだ。
訊いてみると、その女性職員、自分でこれだと決めたことには頑として、他人の言葉は耳に入らないという。
そして、後先考えずに、猛然と食って掛かる、いわば”肉食系”。これには所長も黙ったまま。
そんな人生模様を日々見てきているので、少々のことでは驚きもしないが、うれしい話にはこちらも笑顔に。
現在進行中の案件も、職員さんたちはすべてソフトムード。でも、多分怒らせたらそうはいかないだろう。
本日のこのブログの後で、契約案が了承されれば、承継者とともに事務所を訪問。
契約締結となれば、当支援室が紹介した税理士さんの下で、仕事を進めることとなる。
事業承継候補者も非常に人望のある先生なので、業務がこれまで以上にスムーズに進むはず。
もしも、その人物が評判通りでなかったら、このブログにどうかご意見をお寄せください(笑い)
今回ブログに関してこのような内容を書くことができたのは初めてのこと。
それというのも、譲り渡し側の先生の事務所では、交渉が進んでいることは職員には耳に入れません。
経営者としての先生の判断を第一に考えるからです。
職員に相談して決めるという先生もいますが、これは時間ばかりかかって、なかなか前に進みません。
というより、暗礁に乗り上げる方が多いのが実情です。
しかし今回は、何ら問題が起こらず、二重丸でした。(笑い)
事業承継支援室長
大滝二三男