先週の金曜日、北九州市の小倉で税理士事務所事業承継セミナーが終了しました。
この際、50代の先生から、今は受け手だが、将来的には譲り手になるという話がありました。
確かにこのような事例がすでに出ています。
6年前に事業承継した先生が、職員にその一部を譲るとともに、その3年後に自分事業も譲渡。
この時にも、その先生は同じことを話され、その言葉通り、事業を譲渡しました。
その理由の一つが、ご自身の病気でしたが、事業承継の経験者は、自らも逆の立場で動けます。
譲り渡す先生の立場が分かるだけに、そうなるのでしょう。
また、経験のない先生の場合は、腹を決めるのには時間がかかります。
やはり、心の葛藤があり、自分のことはもちろん、職員のこと、そして家族のことも考えます。
お客さんへのサービスが低下しないかどうかも当然、大きなウエートを占めます。
直接顧問先を回り、日々の経営の相談などに応じる先生は、何よりこの点が気になります。
また、職員の顧問先への言葉遣いなども気にする先生は、承継先の先生の対応もチェックします。
言ってみれば、言葉遣いとマナーです。
常識的なものに違いないのですが、個性の強い先生の場合には抵抗を感じる人も出てきます。
引継ぎはしたものの、あまりのマナーがなっていないので、大ごとになったということもあります。
いづれにしても、セミナーに参加された先生方は、時間の違いはあるものの、いつかは承継します。
その場で、譲り渡す話を進めることになった先生もあり、早速来週には再度,九州に行きます。
日本全国どこにでも行きます。相談等は無料ですので、お気軽にご連絡を!
事業承継支援室長
大滝二三男